いい質問です。

先に黒田さんからもらったイメージは簡単に言うとこうでした。

「どこから来たのか特定が出来ないもの、どの時代から来たのか特定が出来ないもの」っていうなんとも有り難い議題をいただきましたので、それを念頭におきました。
一見したら難しいように思うでしょ?
でも曲の指針を最初に作るってことがもっともストレスを感じる作業なので、それをクリアーにしていただけたのは後の作業の効率化に繋がりましたよ。
ボクにしてみれば、あとはそれを組み合わせるパーツを拾い集めるために、「盗掘」してくればいいだけでしたからね。

そんな中でシベリアンが副次的に持ってきた要素が「百年後でも通用する音楽」という概念でした。
これも一見するととっても取り扱いが難しそうに思うでしょ、案外そうでもなかったですよ。

だって、百年後の評価をボクたちが知る可能性は、泉重千代じゃない限りほぼゼロ・パーセントですものね(笑)

随分、いい加減だと思われるかな・・・。


→(5)へつづく




(1)タイトルの「フラグメンタ」とはどういう意味ですか?
(2)そもそもなぜ展覧会のテーマ曲を作ることになったのですか?
(3)SIBERIAN NEWSPAPERの作曲との違いは?
(4)何をイメージして作りましたか?
(5)出来上がったものを客観的に聞いてどう思いました?