過去のHEP HALLのイベント情報です    

PMC野郎

ポップンマッシュルームチキン野郎

「殿はいつも殿(しんがりはいつもとの)」

腹を切らねば藩が終わる。
しかし切れども切れども、その腹は治るばかり……。

吹原幸太率いる人気劇団【ポップンマッシュルームチキン野郎】が、3年ぶりにHEP HALLに登場!
黄金のコメディフェスティバル2014グランプリ作品(「最優秀演出賞」「優秀脚本賞」「高校生審査員賞」「観客賞」など複数の賞を受賞)をパワーアップし、完全版として上演します!

一人の偏屈な作家が死んだ。この物語は、彼が最後に遺した小説を元に描くものである。
彼は言った。「この小説は真実の物語なのだ。そして主人公の男は、ずっと貴方のそばにいたのだ……」
今から400年以上前。徳川幕府、黎明期。弱小藩主である塩麹宗肉は、大将軍・徳川家康を相手にありえない狼藉を働き、即刻切腹を申し付けられてしまった。
後継者も決めた。辞世の句も書いた。「いざ、切腹!」と相成ったのだが、彼にはとんでもない秘密が隠されていた。それは肉体が傷ついてもすぐに回復する特異体質……すなわち不死身の肉体の持ち主であったこと。
腹を切らねば藩が終わる。しかし切れども切れども、その腹は治るばかり……。
はたして宗肉は切腹を成功させ、愛する家族を、そして民たちを守ることが出来るのか。
偏屈作家の奇妙な遺作が教えてくれた、まだ誰も見た事の無い男のケジメ。

【物語】というものの起源について相も変わらず考えています。
きっとそれは限りなく原始的だった我々の先祖が、自分の子供達に山の危険性を説くために「あそこの山には、それはそれは恐ろしい怪物が棲んでいる」などと語った……そんな些細な出来事が始まりだったんじゃないかと勝手に想像したりしています。
だとすると【物語】というのは、愛の単位なのかもしれません。

『殿はいつも殿(しんがりはいつもとの)』では、そんな愛の単位としての【物語】を描きます。
本作は黄金のコメディフェスティバル2014でグランプリをはじめ、その他各賞を受賞した傑作中篇がベースとなっています。「上演時間は45分まで」という制約の中で泣く泣く削ったエピソードや描き切れなかったテーマをすべて盛り込んだ完全版とも言うべき作品です。手前味噌ではございますが、とてつもない大傑作に仕上がることと確信しています。

久しぶりの東京・大阪の二大都市公演!真夏よりアツい初夏があなたを待っています。
この熱気を、どうか劇場で体験してくださいませ。心からお待ちしております。

​​ポップンマッシュルームチキン野郎・主宰 吹原幸太

日時
2019年5月30日(木)〜6月2日(日)
5.30(木)19:00
5.31(金)14:00 / 19:00
6.1(土)13:00 / 18:00
6.2(日)12:00 / 17:00
※開場中に舞台にて「開演前パフォーマンス」が行われておりますが気になさらずにお過ごし下さい
※受付開始は60分前、開場は30分前より
※開場時の入場順は、カンフェティ整理番号順 → 当日精算券のご精算順
料金
一般  前売・当日共 4,000円※カンフェティは入場整理番号付
未成年 前売1,000円 当日3.500円※ご入場日に「未成年」の方(コリッチWEBでのみ取扱い) 
※中学生以上の方はご入場時に「生年月日の分かる身分証」が必要です

[自由席]
※未就学児童の入場はお断りしております。

キャスト・スタッフ
作・演出/吹原幸太 
出演/加藤慎吾 小岩崎小恵 野口オリジナル 吉田翔吾 NPO法人 横尾下下 高橋ゆき 井上ほたてひも 前原一友 吹原幸太
増田赤カブト[Wキャスト/東京公演のみ] 渡辺裕太[Wキャスト]
ゲスト出演/福地教光(バンタムクラスステージ) 星璃(劇団Patch) 今井孝祐 美津乃あわ
プロフィール

ポップンマッシュルームチキン野郎
演劇界の恥才・吹原幸太が率いる劇団。関東を中心に公演活動を行っている。2005年結成。「黄金のコメディフェスティバル」では2013年、2014年と2年連続グランプリを獲得。
他に類をみない危険な笑いと愛を融合させた強烈な作品で、演劇界を始め、各方面に衝撃を与え続けている。
2015年『独りぼっちのブルース・レッドフィールド』(主演:渡辺徹)
2015年 ぴあ株式会社と合同公演 ポップンマッシュルームぴあ野郎『錆びつきジャックは死ぬほど死にたい』

吹原幸太(ふきはらこうた)/劇団・ポップンマッシュルームチキン野郎主宰
1982年12月23日生まれ 神奈川県横浜市出身。劇団・ポップンマッシュルームチキン野郎の作・演出を担当するだけでなく、俳優として出演もする。劇団だけでなく、TV番組や映画の脚本など多くのメディアで幅広く活躍。小説家としても活動している。代表作にドラマ『天才バカボン〜家族の絆』、映画『日々ロック』など。
〈受賞歴〉2008年、映画「R246STORY/ありふれた帰省」でショートショートフィルムフェスティバル話題賞、2012年度サンモールスタジオ最優秀演出賞受賞。黄金のコメディフェスティバル最優秀演出賞など、多数受賞。

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