過去のHEP HALLのイベント情報です    

撃鉄の子守唄

劇団ショウダウン

「撃鉄の子守唄」

これはただの西部劇ではなく
長い長い不思議な冒険の物語。

熱く切ない新感覚ファンタジー作品が人気の劇団ショウダウン。2007年に初演、再演が熱望された作品がついに!新大陸を股にかけた壮大な歴史ロマンが今、再び。それは失われた物語、荒野に響く撃鉄と硫黄の狂詩曲。

後の世に偉大な作家として知られる、アーサー・コナン・ドイル。
医者の卵であった彼は、冒険を求めてアメリカに渡り、黄金伝説の都市、エルドラドを目指す。
それは、アウトロー、ガンマン、闇の者たちを巻き込んだ凄惨な戦いの始まりであった。
北米、ニューメキシコの町に、史実から抹消された一人のアウトローがいた。
「最強の臆病者」・・・
決闘の恐怖から逃げ出し、銃を捨てた男を人々はそう呼ぶ。
しかし、平和な片田舎の町が野盗の集団に襲われた時 男は一人の少女を守るため、再びその手に銃を取る。

恐らく大半の人がそうであると思うのですが 僕が探偵小説を読み始めたきっかけは やはりシャーロック・ホームズでした。
コナン・ドイルの生み出した小説の登場人物の冒険に心躍らせ ポプラ社の子供向けシリーズでは飽き足らず 文庫本まで読み漁った経験が僕の作家として基礎なのかなと思っています。
コナン・ドイルの作品の中では結構有名な部類に入ると思うのですが 『ロスト・ワールド』という作品があります。
邦題はたぶん失われた世界だったかな。
僕は恐竜の世界というタイトルで読んだ記憶があります。
南米を舞台にした冒険小説で 恐竜が生きていたという幻の大地を求めて旅するという内容だったと思います。
恥ずかしながらこの小説の影響に 僕は南米にはいまだに恐竜が生きているとずっと信じていました。

自分が作家として次に何を書こうかと考えたとき 常に自分が見たいものを書こうと心がけています。
出来上がる作品に対して 自分が一番ワクワクしたいからです。
今回の作品、いつも通り先にタイトルが思い浮かびました。
撃鉄の子守唄、タイトルの段階で西部劇、そこから展開する幻の大地を目指す冒険が浮かび 自然と話の骨子が完成していきました。
コナン・ドイルの小説は 荒唐無稽なおとぎ話ではなく 彼が実際に体験した物語だとしたら?
西部劇のアウトローたちが 入り乱れて戦うようなドラマが展開されたとしたら?
プロットを生成し登場人物を配置した時点で するすると物語が展開し 登場人物たちは僕の思惑も超えて 彼らのドラマを紡ぎ出していく。
ほんとうに不思議な感覚でした。

皆さまを今から長い長い不思議な冒険の旅にお連れしたいと思います。
物語の中では登場人物たちの思惑が交錯しそして大きな悲劇も小さな喜劇も包括して物語は広がります。
少し長めのお話です。
最後まで楽しんでいただけたらそれに勝る喜びはありません。

作・演出 ナツメクニオ

日時
2016年8月20日(土)〜21日(日)

8.20(土)12:00 / 18:00
8.21(日)12:00 / 16:30
※受付開始は開演45分前、開場は開演30分前
料金
一般 前売4,000円 当日4,500円
U-22 前売2,500円 当日3,000円 
U-18 前売・当日共1,000円
リピーター割引 前売・当日共3,500円(2回目以降の観劇/半券提示)
[全席指定]
※未就学児童の入場はお断りしています。
キャスト・スタッフ
作・演出/ナツメクニオ
出演/林遊眠 中鶴間大陽(STAR☆JACKS) 三浦求(ポータブルシアター) 加東岳史(劇団GAIA_crew)  佐竹仁(お笑いサタケ道場) 古川剛充(劇団「劇団」)
プロフィール

劇団ショウダウン
関西発。熱く切ない新感覚ファンタジー作品が人気の劇団。作演出 ナツメクニオを中心に2001年5月、京都にて旗揚げ。近年はナツメが取り組む実在の歴史をもとにしたシリーズを上演。これまで切り裂きジャック、乗組員が忽然と消えたマリーセレスト号の事件など現代も様々な憶測が飛び交う物語をナツメが大胆解釈した歴史エンターテインメントとして上演し好評を博す。2012年より作・演出/ナツメクニオ×俳優/林遊眠の一人芝居シリーズが大阪 船場サザンシアターにてスタート。2014年には劇団初の大阪・東京ニ都市で公演となった『マナナン・マクリルの羅針盤』で第26回 池袋祭にて大賞を受賞。2016年1月上演の『錆色の瞳、黄金の海』でグリーンフェスタ2016BASE THEATER賞を受賞。

フライヤー
撃鉄の子守唄表 撃鉄の子守唄裏