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竹林の人々

OFFICE SHIKA PRODUCE

「竹林の人々」

この物語は人間の本能を描いた、家族の再生の物語である。

劇団鹿殺しの作家・丸尾丸一郎の脚本・演出による、劇団の型におさまらない自由な構想を舞台化するOFFICE SHIKA PRODUCE。VOL.1はアーティスト・Coccoを主演に迎え好評を博し再演もされた「ジルゼの事情」、VOL.2はキャストに鳥肌実、森下くるみ、ISOPP迎え劇団鹿殺しの音楽家・入交星士が原作のホラー小説「山犬」を上演。立て続けに話題作を打ち出すOFFICE SHIKA PRODUCE待望の新作は、丸尾丸一郎が初めて書いた短編私小説を舞台化!

俺の知る限り、この屋敷の住人たちはやっぱり最低だ。
結局は自分のことだけに夢中で、自分だけを可愛がり、それで精一杯満足してしまう。
他人のことなど、最後は頭の片隅にも置いて残さないのだ。
俺はまた母のことを思い出していた。
何故、母は俺を置いていったのだろう?
あんなに俺を愛し育ててくれていたのに。
どこまで考えても、それは答えの無い空しい問い掛けなので、俺はそれが生きる苦悩なのだろうと悟って、納得することにした。

日時
2015年8月13日(木)〜16日(日)
8.13(木)19:00
8.14(金)19:00
8.15(土)14:00 / 19:00
8.16(日)14:00
※受付開始は開演60分前、開場は開演30分前

料金
一般 前売・当日共 4,900円
学生 前売・当日共 3,500円
[全席指定]

キャスト・スタッフ
作・演出/丸尾丸一郎(劇団鹿殺し)
音楽/入交星士×オレノグラフィティ
出演/鳥越裕貴 小澤亮太 橘 輝 坂本けこ美 有田杏子 丸尾丸一郎 美津乃あわ オクイシュージ
プロフィール

丸尾 丸一郎(まるお まるいちろう)/作・演出
1977年5月1日生まれ 大阪府出身。劇団鹿殺し座付き作家。
2010年に書き下ろした戯曲「スーパースター」が第55回岸田國士戯曲賞最終候補にノミネートされ、劇作家としての地位をゆるぎないものに。また、PARCO presents「カフカの『変身』」(主演 森山未來)、映画「モテキ」(大根仁監督/主演 森山未來)、舞台「リンダリンダ」(作・演出 鴻上尚史/主演 松岡充)等に出演、俳優としても注目される一方で、NHKラジオドラマ「無くならへん」の作・演出をつとめるなど、作家としの活動の幅をさらに広げている。2014年1月、作・演出をつとめたOFFICE SHIKA×Cocco「ジルゼの事情」(主演:Cocco)は大きな話題を呼び、僅か8か月という異例のスピードで再演が決定。同年9月にサンシャイン劇場&新神戸オリエンタル劇場で上演され、8,000人を動員する。11月にはNHKラジオドラマ「親愛ならざる者へ」(出演:水野美紀、杉浦太陽、室井滋、平野正人ほか)の作・演出をつとめ、さらに映画「ピースオブケイク」(監督 田口トモロヲ/主演 多部未華子、綾野剛 2015年秋公開予定)の劇中劇構成・演出をつとめるなど、最も注目を集める劇作家のひとりである。

フライヤー
チラシ表800 150813 竹林の人々_mini チラシ裏800 150813 竹林の人々_mini
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