過去のHEP HALLのイベント情報です    

レトルト内閣チラシ

劇団レトルト内閣

「酔筆 奇術偏狂記(すいひつ きじゅつべんきょうき)

明治・大正・昭和の激動ニッポンを駆け抜け、歴史に名を残したマジシャンたちの数奇な運命を
エレガンスロックにのせて描きだす、ヒストリカル・マジック戯曲!!

華やかなのにダーク、B級なのに耽美という独自路線をいく劇団レトルト内閣。
今作「酔筆 奇術偏狂記(すいひつ きじゅつべんきょうき)」は、作・演出の三名刺繍が、自らの祖父であるマジシャン・金沢天耕をモデルに、歴史に名を残したマジシャンたちの数奇な運命を描く意欲作!

「酔筆奇術偏狂記」を書き上げた天耕とその妻は高野山に行き、そこにあった墓前にぬかずいていた。天耕の頭には師の芸が走馬灯のように過ぎる。それは日本中を酔わせ「魔術の女王」と呼ばれた松旭斎天勝の墓であった。「このような本を出版しました」と天耕は風呂敷包から本を取り出した。天耕の中には「誰かが覚えておかなくてはならぬ、誰かが記しておかねばならない」という気持ちがあった。
明治・大正・昭和の奇術界を駆け抜け、激動の生涯を歩んだ「松旭斎天勝」と和歌山で奇術に生涯を捧げた男「金沢天耕」。
そしてその後ろにそっと控えていた妻は、天勝と一度だけ話をした時のことを思い出すのだった・・・
【金沢天耕(かなざわ・てんこう)】
 今作のモデルとなる奇術師で、三名刺繍の祖父。明治42年和歌山県生まれ。昭和10年に和歌山アマチュアマジシャンクラブを発足。石田天海より「天耕」を襲名すると、昭和26年には二代目天勝一座と共にブラジルに渡り約6ヶ月におよぶ海外公演を成功させた。主な著作に「写真が語る日本の奇術」「酔筆奇術偏狂記」などがあり、日本奇術界に寄与したことを称えられる「緒方賞」を受賞した奇術師のひとりである。平成7年没、享年86。
日時
2014年8月29日(金)〜31日(日)

8.29(金)19:30
8.30(土)15:00 / 19:00★
8.31(日)13:00 / 16:00
※受付開始は開演45分前、開場は開演30分前
※開演時間を過ぎますとお席の指定を解除させていただく場合がございます(別のお席番号をご用意します)
★30日19:00終演後、アフターイベント「リーマン俳優こみたおの酔筆!会社漂流記」開催
料金
前売 3,000円 当日 3,500円
[全席指定席]
※5歳未満の入場はお断りしています
HEP FIVE CARD割引あり
キャスト
脚本・演出・音楽/三名刺繍
出演/福田恵 川内信弥 よしもとともしよ こみたお 佐伯雄司 山崎友梨 Q本かよ
井之上チャル(テノヒラサイズ) 向田倫子(ババロワーズ) UME2 平本茜子(よしもとクリエイティブ・エージェンシー) 佐々木ヤス子 白石幸雄 魅優 田中尚樹(劇団そとばこまち) 片岡結衣 小阪慶 シュウスケ たはらもえ
関連サイト
劇団レトルト内閣WEB 
プロフィール

劇団レトルト内閣
2001年、関西学院大学の演劇サークルを母体として、座長・川内信弥(かわちしんや)を中心に旗上げ。演出・脚本・音楽は三名刺繍(みなししゅう)が担当。HEP HALL、ABCホールなど、大阪の劇場を中心に014年現在で21回の演劇公演を重ねている。近年では、大阪市立芸術創造館の看板企画「マンスリーシアター」、ABCホール開館記念イベント「中之島春の文化祭」への招聘など、大阪の若手実力派劇団として知名度も向上し、観客動員数を伸ばし続けている。

三名刺繍(みなししゅう)/脚本・演出・音楽
劇団レトルト内閣全作品の脚本・演出・音楽を手掛ける。演劇と音楽に留まらず、映像や身体表現から影響を受け、パフォーマンス性の高いステージングを展開。耽美と笑い、詩と音楽を自在に行き来するエンターテインメント空間を築く。作曲家としての顔も持ち、劇団レトルト内閣の劇中歌を中心に演奏するエレガンスロックバンド「白色テロル」を主宰(7年間の活動期間を経て2013年に解散)。

フライヤー
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映像