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カタルシツ「地下室の手記」

カタルシツ「地下室の手記」

カタルシツ始動。「さあ、とうとうやって来たぞ、現実との衝突というやつが!」

日常に潜む非日常や、異界を描いた作品で人気の劇団、イキウメ。そんなイキウメからはみ出した作品を上演するために生まれた【カタルシツ】がいよいよ始動!
第1回は地下室でひたすら愚痴をこぼす一人の社会不適合者を描いた、ドストエフスキーの「地下室の手記」。原作を知らなくても問題なし。舞台は帝政ロシアから現代日本に。ネットのストリーミング生放送で、カメラに向かって理路整然と罵詈雑言。地下室への訪問者に小野ゆり子を迎え、コメントにブチ切れるいい大人を、安井順平が演じる二人芝居です。

語る室。
イキウメのオルタナティヴ、別館を作ります。
物語る部屋であり、カタルシスの駄洒落。
イキウメからはみ出したものをときどき、ここでやります。
第一回は、地下室でひたすら愚痴をこぼす一人の社会不適合者を描いた、ドストエフスキーの「地下室の手記」を演劇にします。
世間から軽蔑され虫けらのように扱われた男は、自分を笑った世界を笑い返すため、自意識という「地下室」に潜る。世の中を怒り、憎み、攻撃し、そして後悔の念からもがき苦しむ、終わりのない絶望と戦う元小官吏のモノローグ。
舞台は帝政ロシアから現代日本に。ネットのストリーミング生放送で、カメラに向かって理路整然と罵詈雑言。
地下室への訪問者に小野ゆり子を迎え、コメントにブチ切れるいい大人を、安井順平が実演します。ご期待ください。

前川知大

[ Data ]
日時 2013.8.9(金)〜11(日)
8.9(金)19:00
8.10(土)13:00 / 17:00
8.11(日)13:00 / 17:00
料金 前売:3,800円 当日:4,000円[全席指定]
原作 ドストエフスキー(光文社古典新訳文庫「地下室の手記」、安岡治子訳)
脚本・演出 前川知大
出演 安井順平 小野ゆり子
関連サイト イキウメ
安井順平blog
[ Profile ]
前川知大(まえかわともひろ)
劇作家・演出家1974年生まれ。新潟県出身。2003年結成のイキウメを主宰し活動の拠点とする。劇団イキウメは、作・演出の前川、俳優の浜田信也、盛隆二、岩本幸子、伊勢佳世、森下創、大窪人衛、加茂杏子、安井順平を擁し、オカルティックな題材を好んで取り上げ、日常と隣り合せに現れる異界を描く。主な作品に『関数ドミノ』『散歩する侵略者』『プランクトンの踊り場』などがあり、2012年『太陽』で、第63回読売文学賞戯曲・シナリオ賞、第19回読売演劇大賞最優秀演出家賞(グランプリ)などを受賞。最近作は、2012年5~6月の『獣の柱まとめ*図書館的人生㊦』。イキウメの活動10年を経て、2013年、劇団のスタイルからはみ出したタイプの演劇にトライするカンパニー「カタルシツ」を始めた(不定期)。
安井順平(やすいじゅんぺい)
俳優、芸人。1974年生まれ。東京都出身。所属事務所ワタナベエンターテインメント。お笑いコンビ「アクシャン」を経て、ピン芸人に。2007年のイキウメ「散歩する侵略者」に客演し、主人公の宇宙人・加瀬真治役を演じ俳優としての評価を得る。イキウメの公演出演は以降レギュラー化し、2011年より劇団員となる。最近の出演作品、2012年11~12月『The Library of Lifeまとめ*図書館的人生㊤』、2012年5~6月『獣の柱まとめ*図書館的人生㊦』
小野ゆり子(おのゆりこ)
俳優。1989年生まれ。東京都出身。所属事務所フライング・ボックス。2008年より雑誌・CM等で活動開始。その後、舞台NODA・MAP『南へ』(2011年)、映画『指輪をはめたい』(2011年)、『ハードロマンチッカー』(2011年)、TV『最高の離婚』(2013年)、TVCM『ナースフル』など、様々な映画・舞台・テレビドラマ・CMと活動の幅を広げている。

[ Flyer ]
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[ Photo ](東京公演より)
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