劇団レトルト内閣
エレガンスROCK「倦怠アヴァンチュール」
お花、口紅、つけまつげ。はたいて飾って紅ひいて、これがアタシのほんとの姿。
明るく切ないニューハーフの生き様を徹底的にポップに描いた、劇団の代表作を完全リメイク。
劇団であり大阪公務員漫才コンビとして注目を集める「安定志向」の福田恵のほか、劇団子供鉅人から益山寛司、コントユニットかのうとおっさんの有北雅彦、嘉納みなこなど豪華布陣が、エレガンスロックに乗せてお贈りする2013年版・大阪砂漠の歩き方。
散らばるイミテーションパールにうねる環状線、猥雑と孤独を飲み込んでまっぷたつに裂く御堂筋。飲み込まれた猥雑のひとつ、ミナミのショーパブ「ノラ猫アイ」。そこには5人のかわいいオカマ達。エロく気高くたくましく生きる彼女達の店に、乗っ取りの危機が訪れる。店の危機を救うため、5人の乙女が夜のミナミへ乗り出していく――
大阪ミナミのど真ん中、道頓堀の裏側にたたずむ看板の傾きかけたオカマバー「ノラ猫アイ」。こちらは従業員5人。それはかわいいオカマが働いておりました。この時代、「おかま」はまさに絶滅寸前。それでも美貌と芸を磨きつつ、楽しく生きる彼女たち。ある夜、突然店に現れたド派手な女は今をときめくキャバクラ経営でミナミでも名をはせる猫目石可憐。
「この店、もうあんたらのものちゃいますねん。はよ出て行ってもらおか」
店を取られたままでだまっちゃおれないオカマたち。ない知恵を絞って考えた復讐作戦は「自分がされて一番いやなことをする」。店のお客の名簿を盗みだし、可憐の店を窮地に追い込む決意を固める。夜のミナミへ、オカマ5人が乗り込んでいく。
「この店、もうあんたらのものちゃいますねん。はよ出て行ってもらおか」
店を取られたままでだまっちゃおれないオカマたち。ない知恵を絞って考えた復讐作戦は「自分がされて一番いやなことをする」。店のお客の名簿を盗みだし、可憐の店を窮地に追い込む決意を固める。夜のミナミへ、オカマ5人が乗り込んでいく。
日時 | 2013.2.1(金)〜3(日) 2.1(金)19:30 2.2(土)15:00 / 19:00 2.3(日)13:00 / 16:00 ※受付は開演の45分前、開場は開演の30分前より ※5歳未満は入場不可 |
料金 | 前売 3,000円 当日 3,500円[全席指定] |
脚本・演出・音楽 | 三名刺繍 |
出演 | 川内信弥 福田恵 初夏 佐伯雄司 益山寛司(子供鉅人) 有北雅彦(かのうとおっさん) 嘉納みなこ(かのうとおっさん) 大石英史 大野里紗 Q本かよ 佐々木ヤス子 辻浩一 中村夏海 久原奈津希 満井雄也 |
関連サイト | 劇団レトルト内閣 エレガンスROCK「倦怠アヴァンチュール」特設サイト |
三名刺繍(みなししゅう)脚本・演出・音楽 レトルト内閣全作品の脚本・演出・音楽を手掛ける。演劇と音楽に留まらず、映像や身体表現から影響を受け、パフォーマンス性の高いステージングを展開。耽美と笑い、詩と音楽を自在に行き来するエンターテインメント空間を築く。作曲家としての顔も持ち、バンド「白色テロル」を主宰する。 |
劇団レトルト内閣 華やかなのにダーク、B級なのに耽美という独自路線を開拓し続ける劇団レトルト内閣。その舞台はエンターテインメントでありながら、音楽から想起されるパフォーマンスアートとしても高評価を得る。めまぐるしいほどスピーディーな展開に、オリジナル劇中歌、唐突に挿入されるシュールな笑いやキッチュなショーシーンが作品を彩り、エレガンスロック演劇という独自のジャンルを切り開く。 |